SYSTEM 外断熱工法「ティーズシステム」

全ては「住宅を長持ちさせたい」
から始まりました
木造住宅に大敵の木材腐朽菌が
繁殖しないよう室内外の温度差を
最小限に抑える
そのために
外断熱工法「ティーズシステム」は
生まれました

外断熱工法 T’S System<ティーズシステム> 外断熱工法
T’S System
<ティーズシステム>

住宅を長持ちさせるために
全室冷暖房住宅の実現

温度差の少ない全室冷暖房の住まいは、身体の負担を減らし、建物の劣化を抑制します。
燃費を気にせず温熱環境のストレスから開放する全室冷暖房の実現のために、
断熱性・気密性・計画換気のバランスはとても重要で、ひとつとして欠けてはいけない要素です。

基本はシンプルに、そして可変できる柔軟性を持たせること全ては住宅を長持ちさせるために 全ては住宅を長持ちさせるために全ては住宅を長持ちさせるために
基本はシンプルに、
そして可変できる柔軟性を持たせること
全ては住宅を長持ちさせるために

「ティーズシステム」
3つの性能

断熱 性能

室内の熱を逃がさない、外の熱を入れない、熱の移動を抑える性能が断熱性能です。
断熱性能を高めることで、居住空間は外気の影響を受けにくくなるため
冷暖房の効率が高まり、光熱費のコストダウンにつながります。

UA値0.46W/㎡Kが標準仕様 断熱等級6

家の断熱性能を表す数値にUA値があります。ティーズシステムの家はUA値0.46W/㎡Kが標準仕様。ZEH基準や長期優良住宅基準の0.60W/㎡K(地域区分5(仙台、多賀城等))の断熱等級5を大きく上回ります。
断熱性能の高さは、冷暖房にかかるランニングコストの削減につながります。
ティーズシステムの家は断熱性能グレードが3つ、かなえたい暮らしの質で選ぶことができます。

UA値(外皮平均熱貫流率)
家の外に熱がどれくらい逃げやすいかを表す数値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネ性能が高いことを示します。

断熱性UA値の説明図
住宅を外側から断熱材で包み込む外断熱工法

基礎から構造体、屋根まで外側から断熱材ですっぽり覆う外張り断熱工法の「ティーズシステム」。
基礎はベタ基礎部の防湿シートで土壌からの湿気を防ぎ、基礎を外側から断熱する基礎断熱で床下の環境を室内と同じにし土台回りの劣化を防ぎます。壁は柱の外側に断熱材を施工するから構造材は室内側に開放され耐久性が向上します。屋根は勾配なりに断熱する屋根断熱を採用、小屋裏空間は室内のように利用できます。
空間を余すところなく使う外断熱工法「ティーズシステム」は小さく建てて大きく住まうことができる住まいです。
※外断熱工法=外張り断熱工法

住宅を外側から断熱材で包み込む外断熱工法

気密 性能

窓を閉めていても外の冷たい空気が入ってくる、いわゆる「すきま風」です。
「すきま風」を数値化したものが気密性能です。
気密性能を高めると、空気の移動、流れをコントロールすることができます。

基準を超える気密性能は、
将来の木材の収縮も考慮した
丁寧な仕事の積み重ね

外断熱工法「ティーズシステム」の気密性能は平均でC値0.35㎠/㎡(※1)。高気密住宅といわれるC値2.0㎠/㎡を大幅に超える性能です。
柱の外側に施工する板状の断熱材が気密層を兼るため比較的気密性を確保しやすい工法ですが、それでも気密層を連続させるためには丁寧な施工が求められます。
なぜなら木材は時間と共に乾燥し収縮します。収縮すると断熱材との間に隙間ができ気密性能が劣化します。それを防ぐためにつなぎ目のテープ処理など適切な対策を施します。
基礎と土台、桁と小屋組の取り合い部、窓廻りなどのひと手間の気密処理が高い性能を生みだします。

C値(相当伱間面積)
家にどのくらいの伱間があるかを示した数値で、1平方メートルあたりに存在するすき間の面積を示す数値。気密測定器で測定します。
※1 住宅の形や間取り、使用する開口部材や断熱材によって0.35㎝2/㎡を確保できない場合があります。

気密性を説明したグラフ
基礎と土台の取り合い部、桁と小屋組の取り合い部
私たちが建てる住宅は全て気密測定を行い、
性能を数値化します

気密性能はお金をかければ高まるというものではありません。施工会社の豊富な知識と経験が必要です。
断熱性能の不具合は、目で確認することができますが、気密性能の良し悪しは目で確認することができません。だから私たちの建てる全ての住宅は気密測定を行います。気密測定をすると、気密層の施工上の問題点を発見することにつながり、より高い性能を導き出すことができます。気密測定はその性能を数値で表す以上に、施工精度の向上につながります。

全棟気密測定義務化

計画 換気

「計画換気」は単に空気を「換気」することではありません。
「計画換気」は常に必要な所から必要な量の新鮮空気を取り入れ、汚れた空気をまとめて排出し、
計画的に空気の流れを作り、滞留を防ぐことです。
計画的な空気の流れを作るためには高い気密性能が必要です。

人が呼吸するように家も呼吸する

これまでの日本の住宅は湿気の滞留を防ぐため窓を開けて換気する「通風」を行ってきました。しかし天候に左右されたり、悪天候の中に「通風」のため窓を開けることは現実的ではありません。そこで人が呼吸するように家も「換気」という呼吸ができれば湿気は滞留しません。
外断熱工法「ティーズシステム」は高い気密性能で計画的な換気ができます。 天気の良い日は窓を開けて「通風」 による換気、それ以外は機械がしっかり換気する「計画換気」、ティーズシステムの家はダブルの換気で、今日も呼吸しています。

人が呼吸するように家も呼吸する
住宅の断熱性能に併せて選べる
換気システム

外断熱工法「ティーズシステム」は基本の断熱仕様のときは、排気を機械で行う第三種換気システムが標準仕様です。イニシャルとランニングコスト、そして換気による熱ロスの割合を考慮した結果です。
ただし住宅の断熱性能が高くなると、換気による熱ロスの割合が高くなります。そこでティーズシステムの最上級T'S-グレード3(T'S-G3)は、熱交換しながら給気と排気を機械で行う第一種換気システムが標準仕様です。

住宅の断熱性能に併せて選べる換気システム

オリジナル
全室冷暖房システム
「Oasis<オアシス >」
ワンフロアワンエアコンで
温度差の少ない快適な室内環境

冬は1階から、夏は2階ホールから、それぞれ1台のエアコンが送り出す暖(冷)気は、計画換気による空気の流れにのり家の中のすみずみまで行き渡り、快適な室内環境を実現します。

  • winter season

    1階に置いたエアコンの暖気が1階全体を暖めると共に、計画換気の空気の流れに乗り、床下や天井裏へ供給され、1階床面や2階床面を暖めます。
    トイレや洗面室、浴室を含めて家の中をくまなく暖房できるから、各部屋間に極端な温度差が生じず、また各部屋に暖房器具を置く必要がありません。断熱気密性能を高めランニングコストを抑えた快適な冬の暮らしを実現します。

  • summer season

    冷たい空気は重く下に流れるという特性を活かして、間取りにもよりますが2階ホールに設置したエアコンが効率よく家全体を冷やします。
    限られた台数のエアコンで効率よく冷房するために、窓の日射遮蔽を考慮すると共に室内をできるだけひとつの空間とします。不在時の各個室のドアは開けておくのもお勧めです。キンキンに冷やす冷房とは違う、穏やかな冷房となります。

四季を通じて安定した室内環境

  • 床下に設置したエアコン1台の連続運転
  • 小屋裏に設置したエアコン1台の連続運転

大切なことは誰でもいつでも修理・交換できること

「Oasis<オアシス」のエアコンは、特別な機械やシステムではありません。
家庭用の壁掛けエアコンや床置きエアコンを用います。
もし冷暖房設備や換気設備が、専用部材でそこでしか手に入らなかったり高価なものなら、修理や交換などのメンテナンスされず、それまでの快適性は損なわれ、住宅は長持ちしません。
だから誰でもいつの時代でも手に入るメンテナンスがしやすい家庭用エアコンで快適性を追及しました。

Oasis<オアシス>の
暖房用エアコンは選べる2種類
  • 壁掛けエアコン

    TYPE

    01

    壁掛けエアコン

    暖房用に風が床下(基礎内部)に吹き出すように家庭用の壁掛けエアコンを設置します。機種選定のバリエーションが豊富で、予算に合わせた暖房計画ができます。ただし冷房用として使うことはおすすめしません。

  • 床置きエアコン

    TYPE

    02

    床置きエアコン

    床に置くタイプのエアコンを床下に設置します。冬は上下2つある吹き出し口から暖かい空気が床下と室内に広がることで家の中を暖め、夏は上部の吹き出し口から吹き出す冷えた空気が1階部分を冷やします。

暖房へのこだわり たかが暖房、されど暖房

家の中全体がくまなく暖かくなることはとても大切なことだけど、せっかく暖めるなら、暖房器具にもこだわりたい。
外断熱工法「ティーズシステム」の家は、断熱気密性が高く暖房器具を選びません。

選べる暖房器具の例

  • パネルヒーター

    輻射

    暖房

    パネルヒーター

    パネルヒーターは、ボイラーで沸かした不凍液を循環させ部屋を暖めるといるというシンプルな構造で、電気・ガス・灯油と熱源を選びません。
    パネルヒーターは温風で空気を温める暖房と違い、 空間を構成する部材を温める輻射暖房だからホコリが舞うことがなく、室内をクリーンに保ちます。エアコンの風が苦手な方にお勧めです。またパネル本体が過度に熱くならず、やけどの心配も少ないことから小さなお子様や高齢な方がいても安心して使うことができます。

  • 薪ストーブ・暖炉

    輻射

    暖房

    薪ストーブ・暖炉

    薪ストーブや暖炉は、部屋の空気を暖める他の暖房器具とは違います。もちろん空気も温めますが、赤外線による輻射熱の効果がとても大きく、肌を直接暖めてくれます。また床や壁、天井といった建物の内側も同時に暖めます。炎のゆらぎで癒されます。薪ストーブの良さはそれだけではありません。災害時には電気に頼ることなく暖を取ることはもちろん、煮炊きに利用できます。
    断熱性の高い「ティーズシステム」の家なら薪ストーブ一台でセントラルな暖かさを実現することも可能です。

パッシブ・アクティブソーラーに包まれて パッシブ・アクティブ
ソーラーに包まれて
自然の恵みと共に暮らす喜び

東日本大震災の後、多くのオーナー様から「数日間は家の中が暖かく助かりました」との声をいただきました。 断熱気密性が高い「ティーズシステム」の家は熱逃がさず、災害時にも住まう人を守ります。 太陽のエネルギーを上手に活用するソーラーハウスもまた災害時に威力を発揮します。 ソーラーシステムを取り入れた「ディーズシステム」の家は自立循環型の住宅です。

パッシブソーラーハウス

日差しの蓄熱効果で夜間暖かく過ごすことや、日差しを遮って冷房効果を高めるなど、太陽エネルギーを効果的に活用した住宅で、 太陽エネルギーをより効率良く取り込み逃がさないように工夫した住宅です。パッシブソーラーの特徴は、機械に頼らないから故障の心配がなく、安心して長く使えることにあります。すなわち停電時に機能停止する心配がありません。ただし天候などによって得られるエネルギーは限られます。
敷地に与えられた条件を最大限に活かしたベストな配置計画を立てることから始まります。

パッシブソーラーハウス パッシブソーラーハウス

アクティブソーラーハウス

太陽の光を電気に変える太陽光発電に代表されるような、システムを使いより積極的に太陽エネルギーを取り込む住宅です。
アクティブソーラーには、太陽光発電の他に、屋根で暖めた空気をファンで床下に送り蓄熱する暖房方法や、太陽熱で温水を作り給湯に利用する太陽熱温水器があります。それぞれシンプルな構造で故障が少なくランニングコストを最小限に抑えられます。太陽熱(光)エネルギーを有効利用するため光熱費の節約につながります。

  • 太陽熱温水器

    「ティーズシステム」の家に採用されるのは、不凍液を屋根の集熱器と地上の貯湯槽の間で強制循環させて貯湯槽内の水を温める方式のタンク分離型太陽熱温水器。
    冬に凍結の心配がなく一年を通して利用することができます。

  • 太陽光発電

    シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換する発電方法です。住宅の場合は一般的に屋根に設置します。発電した電気を蓄電池に貯めることができます。